作成日:2025/03/04
更新日:2025/03/10

目次
- ・Wi-Fiの電波が弱い時の考えられる原因とは?
- ・施設の建物の壁によって通信が不安定になる可能性
- ・機器の故障による可能性
- ・電波が弱くないのに接続ができない場合の原因とは?
- ・周波数の種類が5GHzから2.4GHzに切り替わっている可能性
- ・Wi-Fi電波の強度を改善するには?
- ・WI-FI電波の周波数や強度を設定する
- ・壁を通しにくい5GHzから、通しやすい2.4GHzに変更をする
- ・アクセスポイントをできるだけ壁や物を間に挟まない高い位置の天井や壁に設置する
- ・電波の届きにくい場所には中継機やアンテナ延長ケーブルを使用する
- ・注意点
- ・アクセスポイントや中継機を多く設置しない
- ・電波のチャンネルが干渉しないように各アクセスポイント、中継機の設定を修正する
- ・機器の設定の際は、システム担当者に確認や依頼をする
- ・セキュリティ設定などの設定については慎重に行う
- ・まとめ
介護施設や施設を運営していて以下のような悩みを抱えていませんか?
「Wi-Fiの電波が弱いと聞いているが原因がわからない」
「Wi-Fiの電波の強度を改善したい」
「Wi-Fi環境の注意点などを知っておきたい」
Wi-Fiの電波が遅いとスマホやパソコンがスムーズに使用できなくなりストレスを感じます。
施設内でWi-Fiの電波が悪いという意見があれば、管理者は対応しなければいけません。
こちらの記事では、Wi-Fiの電波が弱い、遅くなった原因を解明します。
具体的な対処法をまとめて解説しているので是非参考にしてください。
Wi-Fiの電波が弱い時の考えられる原因とは?
施設の建物の壁によって通信が不安定になる可能性
WiーFiの電波はアクセスポイントからスマートフォンまでの間に壁が多い場合や、電波を弱くしやすい材質の壁が使用されている場合に弱くなります。
施設内でWiーFiが弱くなる原因を解説していきます。
鉄筋コンクリートや新築の石膏ボード(生乾き)による電波の遮断
Wi-Fiは鉄筋コンクリートや新築の石膏ボードの壁によって電波が弱くなることがあります。
とくに、鉄や金属は電波を通過しにくい性質をもっているので施設の建物が鉄筋コンクリートで建ててあると、Wi-Fiの電波が弱いと感じやすいです。
ほかには耐火性や防音性、断熱性能が優れている石膏ボードは新築や商業施設に使用されることも多いですが、コンクリートに似て電波を遮断します。
耐用年数の長い鉄筋コンクリートは施設などで使われる事が多いですが、実はWi-Fiの電波を弱くしている原因の一つです。
エレベータやお風呂、洗面台などが間にあることによる電波の遮断
エレベーターやお風呂、洗面台がアクセスポイントからWi-Fiを使用したい場所までの間にあると電波が遮断される原因になります。
広い施設などにはエレベーターが必要ですが、鉄筋コンクリートで囲まれているのでWi-Fiの電波は途切れます。
水回りは電波を通しにくい性質をもっており、施設内にお風呂や洗面台の数が多いとWi-Fiの電波を弱くする原因です。
アクセスポイントやルーターの周りに非常用の水などを置いているのも電波を遮断するので注意しましょう。
アクセスポイントの置き場所に問題がある可能性
アクセスポイントの推奨されている置き場所は、床から高さが1〜2m推奨されています。
そのためアクセスポイントとスマートフォンが離れてしまうとWi-Fiの電波は遮断されて届かなくなるので置き場所の見直しが必要です。
離れる以外にも置き場所からスマホを使用したい場所までに壁やドアなどの障害物に囲まれているとWi-Fiの電波は弱くなります。
特に床などに設置していると電化製品や障害物に電波が当たりやすいので注意が必要です。
アクセスポイントの置き場所の選び方は、なるべく天井などの高い場所を中心に置くか障害物の無い場所へ移動させて直接電波をデパイスへ届けられる環境を整えましょう。
機器の故障による可能性
施設内の壁や置き場所に問題が無さそうな場合はアクセスポイント自体の故障や状態が良くない可能性があります。
アクセスポイントの故障により、Wi-Fiが安定的に通信ができなくなる
アクセスポイントの寿命は新しいものから使用して約4~5年とされており、機種にも依りますが年数が長いとWiーFiの電波は弱くなり買い替えの必要があります。
アクセスポイントが原因かどうか調べる方法は以下の方法を試してください。
- 他の端末でダウンロード時などの通信速度が遅いか
- LANケーブルに異常はないか(断線しているか)
- 再起動してみても通信速度が遅いか
上記の方法を試してみて通信環境が良くならない場合はアクセスポイントの交換が必要になります。
24時間365日ずっと稼働しているアクセスポイントは熱がこもりやすく故障の原因にもなるので誰も使用しない時には電源を落としておくのも大切です。
電波が弱くないのに接続ができない場合の原因とは?
電波が弱くないのに接続できないのはさまざまな原因が考えられます。
DFS(気象レーダーや航空レーダー信号)を受けたことによる自動切り替え機能が動作
5GHz帯に対応しているWiーFi機器を使用している場合はDFS(気象レーダーや航空レーダー信号)より情報を受信して自動的に切り替え機能が動作してしまい電波に影響を与えることがあります。
5GHzは電波干渉を受けにくく通信を安定させるのが特徴ですが、レーダーを検知すると別の周波数に切り替えてしまうのが原因です。
施設や建物内の電波干渉は異常なくても外部からのレーダーでWiーFi環境を停止させてしまうこともあるので注意が必要です。
使用しているWi-Fi、施設外のWi-Fiなど複数のアクセスポイントの影響により電波チャンネルの干渉
無線lanなどアクセスポイントが近くに複数ある場合は電波干渉を起こしてしまうので、接続できない原因になります。
施設外でもWiーFiを使用するために設置したアクセスポイントが施設内のアクセスポイントとの距離が近いと電波はぶつかり合います。
周波数の種類が5GHzから2.4GHzに切り替わっている可能性
WiーFiルーターの規格には5GHzから2.4GHへ自動的に切り替わる機能を搭載しているものもあります。
5GHzと2.4GHzの特徴を以下にまとめました。
WiーFiルーターが通信の混雑状況に応じて周波数を自動で切り替えるのでその場に適したWiーFi環境にしてくれます。
しかし、5GHzから2.4GHzへ切り替わると電波が広範囲で障害物の影響を受けにくいメリットはありますが、通信速度は遅くなってしまいます。
Wi-Fi電波の強度を改善するには?
WI-FI電波の周波数や強度を設定する
Wi-Fiのネットワークは周波数や強度の設定を見直すことで電波の強度を改善させられる可能性があります。
アクセスポイントにはバンドステアリングという周波数を自動で切り替えてくれる機能があり、通信環境に合わせてくれますが本来使いたい周波数を制限されてしまいます。
施設内の構造を考えてどちらが適切か判断できる方は、設定をOFFにしておくことをおすすめします。
周波数は、5GHzの方が通信速度は速いので2.4GHzになっている場合は切り替えて速度が変わったか確認しましょう。
壁を通しにくい5GHzから、通しやすい2.4GHzに変更をする
壁が原因でWiーFiの電波がつながりにくい場合の対処法は、5GHzから2.4GHzへ変えると解消されます。
5GHzは通信速度が安定して使用できるのが特徴ですが、壁を通しにくいのが弱点で場所によってはWiーFi電波の強度は弱いです。
5GHzに比べて2.4GHzは速度は劣るものの広範囲で壁に電波が影響されないのが特徴です。
5GHzから2.4GHzへ変更する方法は以下の通りです。
- WiーFiルーターのシールなどに書いてあるSSIDを確認する
- SSIDに「a」が付いているものは5GHzで「G」と付いていれば2.4GHz帯になります。
- 接続したい周波数へ再接続して完了です。
アクセスポイントをできるだけ壁や物を間に挟まない高い位置の天井や壁に設置する
アクセスポイントはできるだけ高い位置に設置することをおすすめします。
病院や介護施設などのような患者が泊まる部屋が並んでいるとドアや物が原因でWiーFiは弱くなります。
高い位置にアクセスポイントを設置すれば電波が家電製品や障害物に遮断されることなく電波を強くできます。
2階建ての建物で1階の部屋のアクセスポイントを天井に設置する場合は2階の端末が1階のアクセスポイントに接続しないように注意が必要です。
電波の届きにくい場所には中継機やアンテナ延長ケーブルを使用する
WiーFiの電波の強度を改善する方法として中継機かアンテナ延長ケーブルの購入をおすすめします。
中継機とアンテナ延長ケーブルそれぞれの仕組みを以下にまとめました。
Wi-Fiの電波は壁や障害物の影響で電波が弱くなりますが、中継器をアクセスポイントとスマートフォンを使用する部屋の中間地点に設置すれば速度が遅くなることはありません。
また、配線できるスペースがあればアンテナ延長ケーブルの設置で電波強度を上げれます。
設置する際は天井に貼り付けるようにすれば壁や障害物に邪魔されなくなるので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
注意点
アクセスポイントや中継機を多く設置しない
アクセスポイントや中継器を多く使うと広範囲で利用できると思われがちですが、Wi-Fiの電波を弱くしている理由の一つです。
過剰な機器の設置は干渉してしまいWi-Fiの電波を弱くしてしまうので注意しましょう。
しかし、正しく設置すれば、増設によってWi-Fiの電波の強度を上げることも可能です。
まずは施設内の電波が悪い場所やアクセスポイントから離れている場所を把握して本当にアクセスポイントや中継器の増設が必要かどうか決めるのが大切です。
電波のチャンネルが干渉しないように各アクセスポイント、中継機の設定を修正する
Wi-Fiのアクセスポイントにはチャンネルがあり、設定することで通信回線が混雑していない場所へ接続してくれます。
Wi-FiのチャンネルはTVのチャンネルと同じようなもので、5GHz帯は1~19まで利用でき、その中から混雑していないチャンネルを選択すると快適で良い通信環境を利用できます。
機器の設定の際は、システム担当者に確認や依頼をする
施設内のネット環境を業者に任せてある場合、機器の設定の際には必ずシステム担当者に確認するようにしましょう。
許可なしに設定を変えてしまうとWi-Fiだけでなく、他の通信機器の設定まで変えてしまい自分では元に戻せず業務に支障が出る可能性があります。
ルーターのログインIDやパスワード設定のような簡単な設定はシステム担当者に相談せず変更してしまうケースがあります。
従業員1人が勝手に設定するのではなく、システム担当者に確認することで不正ログインを防ぐ為のアドバイスを貰いながら設定することをおすすめします。
セキュリティ設定などの設定については慎重に行う
Wi-Fiの電波が届くエリアであればどこからでもインターネットに接続できるので便利ですが、外部からもアクセスしやすいためセキュリティ対策が必要です。
セキュリティ対策を怠ると不正ログインなど個人情報が抜きとられる可能性があります。
自宅のネット環境であればそこまでセキュリティ対策する必要はありませんが、法人、企業では個人情報を取り扱っているのでリスクを考えなければいけません。
ログインパスワードの強化や私用で社内のWi-Fi使用を禁止するなど対策は様々ですが、Wi-Fiルーターやアクセスポイント本体のセキュリティ設定もあるので以下で紹介します。
- パスワード複雑性に関する自動チェック機能
- 不正サイトへのアクセスを防ぐ
- 不正な端末を検知
高度なセキュリティ機能には追加で費用や料金が発生することもあるので契約の段階でどのように選ぶか検討し、また自社に最適なセキュリティ設定を慎重に行わなければいけません。
まとめ
Wi-Fiの電波が弱い、遅くなった原因や具体的な対処法とポイントを紹介しました。
電波が遅い、つながらないと感じたら機器の故障だけでなく、壁の材質や水回りの影響を受けて弱くなっているので原因を見つけることが大切です。
原因が解明できれば、アクセスポイントの設置場所の工夫や中継器などの機器を使いWi-Fiの電波範囲を広げて高速な通信環境を作り出せます。
施設のような広い建物では、Wi-Fiの電波が弱くなっている原因を探すのが大変です。
今回の記事を参考に一つ一つ確認してみてください。