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【2023年最新】介護現場で使いやすいコミュニケーションツールとは

作成日:2022/10/14

更新日:2024/04/09

【2023年最新】介護現場で使いやすいコミュニケーションツールとは

施設内におけるスタッフのコミュニケーションについて課題や不便さを感じることはありませんか?
スタッフ同士で連携がとれているかどうかは、ご利用者様へ提供するケアの質にも影響を与えます。
本コラムでは、スタッフ間のコミュニケーションの方法について解説していきます。

介護現場でのコミュニケーション


介護施設では、多数のスタッフが施設内を移動しながらご利用者様を支援しています。
スタッフ複数名での対応が必要な場面も多く、また、勤務は交代制なので別のスタッフへの引継ぎも都度発生します。
スタッフ同士の連携が必須である一方、誰がどこにいるかを把握するのも容易ではなく、
対面でのコミュニケーションのみでは不便さを感じる場面が多いのではないでしょうか。

日々の業務を思い出してみてください。
・困ったな…と思ったときに施設長がどこにいるかわからなくて、誤った自己判断をしてしまった
・スタッフ間の連携がうまくいかず、利用者さんに我慢してもらうことになってしまった、お待たせしてしまった
・すぐに報告すべきことがあったのに、業務に追われて言い出せなくなってしまった …
そのような経験はありませんか?

職員同士のコミュニケーションが円滑になれば、
・指示が正しく伝達され、誤った対応・判断をするリスクが減る
・困ったときはすぐにスタッフ同士で助け合える
といったことはもちろん、コミュニケーションに関するスタッフの負担やストレスが軽減され、余裕をもってケアに臨めるため、ケアの質の向上も見込めるほか、離職率の改善など、大きな効果が得られます。

だからこそ、今一度スタッフ間のコミュニケーションの重要性を認識し、あり方を見つめ直す必要があります。

介護現場で使われているコミュニケーションツール


介護の現場では、「PHS」「インカム」「チャット」といったツールがよく使われています。
それぞれどういった特徴があるのか、一つずつ紹介していきます。

PHS

PHS( personal handy-phone system[)は、無線通信を利用した携帯電話の一種です。一般的な携帯電話に比べ、通信できるエリアが狭いものの、それゆえ安価に利用できるため、施設内など限られたエリア内でのコミュニケーションに適しています。また、端末が発する電磁波が微弱で医療機器への影響が少ないと考えられることから、特に病院等の医療機関で広く利用されています。
しかし、通信キャリアが提供する公衆PHSは2023年3月末でサービス終了となります。構内PHSは引き続き使うことができますが、不要な電波を低減するため、「旧スプリアス規格」に該当する機器は、近い将来使用できなくなる見込みです。
介護のシーンにおいては、安価に利用でき、発せられる電磁波も微弱というメリットもある一方、製品市場は縮小しており、継続して使用するにあたっても支障をきたす可能性があります。
最近では、上記のような流れや、機器メーカーで大量生産をしていないこと、在庫が希少であることなどが影響して、交換機器が非常に高価になるなど、保守のためのコストが上がっています。

インカム

インカムは、無線通信機器の一種で、ヘッドフォンとマイクが一体となった機器のことを指します。ハンズフリーで通話できることに加え、特徴的なのは、複数名での同時通話が可能であることです。また、電話回線を使用しないため、回線使用料はかかりません。
介護のシーンにおいては、介助をしながらハンズフリーで通話ができたり、ユニット内の関係者複数名と同時に通話できたりと、利便性の高いツールであると言えます。一方で、インカムは一般的に通話に特化したツールであるため、文字や映像など、音声以外の情報を伝えられないことによる不便さを感じることがあるかもしれません。

チャット

チャットは、文字によるリアルタイムのコミュニケーションツールです。複数名で同時にやり取りしたり、文字以外にも、画像や動画、音声などのデータを取り扱うこともできます。
ビジネス用のチャットツールは、コロナ禍で普及が加速し、介護のシーンにおいても活用例が増えてきました。チャットは、音声以外の情報を伝えることができ、会話の記録も残るため、正確な情報伝達が可能です。また、インターネットに繋がっていれば、施設内外を問わずに使用できることもメリットと言えます。一方で、通話と比較すると、スピード感では劣るほか、直感的に使用できないことで、使用すること自体に抵抗のあるスタッフが出てきたりと、思ったような運用ができない可能性があります。


PHSは、公衆向けサービスが終了したり、一部の規格が電波規制の対象となったりと、将来的に使い続けられるか不透明な部分があり、新規導入や入替の候補にはなりにくい状況です。
チャットは、ビジネスシーンの使用も増えていますが、手が塞がっていることが多く、スピード感の求められる介護の現場においては、活用が難しいかもしれません。
これからの介護の現場でのコミュニケーションツールとしては、インカムが最適と言えるでしょう。

防水・コードレス…進化を続けるインカム

ハンズフリーや同時通話機能が便利なインカムですが、従来は、通信機能が搭載された機器とヘッドセットやイヤホン・マイク等の音声機器をコードで繋いで使用するタイプが主流でした。

このタイプのインカムは介護現場では使いにくいポイントが複数あります。
・移乗介助の際に機器やマイク、コードがご利用者様にあたりケガをせるリスクがある
・入浴介助の際は一度外さないといけない
・送迎等で建物の外に出ると使えない   …などです。

しかし、インカムは大幅に進化し、現在はこうした課題をクリアできる製品もあります。

音声機器と通信機器をコードでつなぐ必要のないモデルであれば、ご利用者様に危害を与えるおそれはほとんどありません。
防水機能付きのものも増えており、脱衣所や浴室などでも使用できます。
通信にWi-Fiや携帯の電波を使うモデルであれば、通信環境さえあれば施設内外を問わずに使用でき、送迎等で施設を離れているスタッフとも連絡が取れます。
訪問介護・訪問看護・デイなど、送迎や外出の多い介護現場では、特に重宝するはずです。

最新インカムで介護現場のコミュニケーション悩みを解決


ここまで、介護現場でのコミュニケーションの重要性と、現場で使えるコミュニケーションツール、特に利便性の高いインカムの性能についてご紹介してきました。
インカムは機種によってモデルや機能も多岐にわたります。インカムを使う場面を想像し、自分たちの施設にあった製品を検討して導入することで、スタッフ間の円滑なコミュニケーションが実現されるでしょう。

弊社で取り扱っているインカム「BONX」は、
・スマートフォン+イヤホンのみで利用でき、小型・軽量・コードレス
防水機能付きで入浴介助時も安心
・Wi-Fiや携帯の回線を使って通信するため、距離無制限で送迎時でも使える
・プロフェッショナルプランなら、チャットで文字や画像を扱える
など、介護のシーンで使いやすいモデルとなっており、介護施設への導入実績も複数あります。

ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。


よくあるご質問

1.介護現場でのコミュニケーションにおいて、どのような課題があるのでしょうか?

 複数のスタッフで協力してケアを行うため、スタッフ同士の連携が必須である一方で、交代勤務制であり、また移動を伴う業務が多いため、誰がどこにいるのかを把握するのが困難でコミュニケーションがとりづらいことが課題となっています。

2.スタッフ同士のコミュニケーションが円滑になることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

 指示や要望が正しく伝えられるようになり、誤った対応や判断をしてしまうリスクを軽減できるほか、
 スタッフ同士協力しあう体制が確保されるため、心にも余裕ができ、ケアの質の向上や離職率の改善などの効果も期待できます。

3.介護現場で使われているコミュニケーションツールには、どのような種類がありますか?

 ・PHS
 ・インカム
 ・チャット
 のといったツールが導入されています。

4.PHSにはどのような特徴があるのでしょうか?また、サービス終了による影響はあるのでしょうか?

 限られたエリア内で通信を行うのに適しており、比較的安価に利用できるという特徴があります。
 また、端末が発する電磁波が微弱で医療機器への影響が少ないと考えられることから、特に病院等の医療機関で広く利用されています。
 しかし、公衆PHSは2023年3月末でサービス終了となるほか、構内PHSについても「旧スプリアス規格」に該当する機器は近い将来使用できなくなるなど、製品市場は縮小しています。
 これらの影響として、別のコミュニケーションツールへの切替が必須になったり、継続使用できたとしても保守費用が高額になったりといったデメリットが発生します。

5.インカムとはどのような機器で、どのような用途に使われるのですか?

 インカムは、無線通信機器の一種で、ヘッドフォンとマイクが一体となった機器のことを指します。
 手を使わずに通話ができること(ハンズフリー)が特徴で、介護のシーンであれば、介助で両手がふさがっている状態の時に離れたスタッフと会話したい時などに有用です。

6.介護現場に導入するコミュニケーションツールとして最適なものはなんでしょうか?

 インカムをお勧めします。
 PHSは、将来的に使い続けられるか不透明な部分があり、新規導入や入替の候補にはなりにくい状況です。
 チャットは、手が塞がっていることが多く、スピード感の求められる介護の現場では存分に機能を活かすことができません。
 インカムは、新しい機能の開発も進んでおり、今後介護現場におけるコミュニケーションツールとして最もメジャーになると思われます。

7.介護現場でインカムを使用した場合、不便な点はあるでしょうか?

 通信機能が搭載された機器とヘッドセットやイヤホン・マイク等の音声機器をコードで繋いで使用するタイプ(従来型)のインカムの場合、
 以下のような点で使いづらいと感じる可能性があります。
 ・移乗介助の際に機器やマイク、コードがご利用者様にあたりケガをせるリスクがある
 ・入浴介助の際は一度外さないといけない
 ・送迎等で建物の外に出ると使えない 
 しかし、インカムは大幅に進化し、現在はこうした課題をクリアできる製品もあります。

8.新しいインカムはどのような進化を遂げているのでしょうか?

 以下のような特徴を持ったインカムが登場しています。
 ・音声機器と通信機器をコードでつなぐ必要がない
 ・防水機能付き
 ・Wi-Fiや携帯の電波を使って通信ができる
 コードが業務の邪魔になる、水場や施設外で使えないといった従来型のデメリットが解消できるようになってきています。

9.インカム「BONX」の特徴について教えてください。

 ・スマートフォン+イヤホンのみで利用でき、小型・軽量・コードレス
 ・防水機能付きで入浴介助時も安心
 ・Wi-Fiや携帯の回線を使って通信するため、距離無制限で送迎時でも使える
 ・プロフェッショナルプランなら、チャットで文字や画像を扱える
 といった特徴があります。
 介護のシーンで使いやすいモデルとなっており、介護施設への導入実績も複数あります。

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